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2002年 おがさわら丸 鶴見ドック入渠編
NKK鶴見ドックが採用している”浮きドック”方式は、あらかじめ水面下にある巨大なタンクに海水を入れ海の中に沈めておき、その上に船を進め、所定の位置が決まった所でタンクの海水をポンプで排出し、空になっていくタンクの浮力で船体と共にドック全体を浮上させるしくみです。
おがさわら丸の年に一度の総点検、ドックの様子を今年も取材してきました。
私が鶴見に伺った時は既にドックも後半、仕上げに差し掛かっており、船体は塗装を施されぴかぴかに光っている状態でしたが、細部では最終段階に向け作業が行われていました。
浮きドック”あさの”が抱えるおがさわら丸、数千トンの巨体をドック共々浮かせてしまう浮力は相当なものと思われます。
ドック内へ入ってみましょう。
船尾部では、研磨仕上げの終わったプロペラを据え付けおわり、細かな調整がなされていました。
次はエンジンルームに行きます.
おが丸をくぐって、怖い階段登って・・・・
←このタラップで船内に入ります。
主機のヘッドカバーの外されたエンジンルームでは、3機ある発電機もまた分解中のため、いつもの轟音はなく、生暖かい中で作業員の声と工具の金属音が響くのみでした。
メインエンジンからプロペラシャフトにつながるガイスリンガーと呼ばれる装置を組みつけているところです。
足場が組まれ、整備、錆び取り、塗装が行われている甲板では、作業が終わったデリックポストの足場の解体が始まっていました。
また、ブリッジの右舷側では、仕上げかペンキの後始末か油圧リフトを使い窓を拭いていました。