おわりに
正直ここまで揃えるとは普通免許を取った10年前、いや1年前でも考えなかった。勢いだけで埋めていった感じだ。幕張免許センターが自宅から近いので良かったおかげでもある。
木更津や館山から何時間もかけて来ている人もいる中で、バイクで20分位で着く。実家で受けていたら鳥取の試験場、由良まで車で1時間以上かかる。遠いと落ちたときの帰路がシンドイよ。
また、幕張では、全ての種目の試験が平日毎日実施されていた事で、自分の休日予定で1〜数週間先の技能試験の予約を入れることが出来た。
地方の県は大特は火曜午後、牽引は水曜のみの様に決められているのだ。神奈川県では予約ではなく指定日!という同様なシステムらしい。試験場のシステム、立地条件に恵まれたといえる。
大都市圏だけあって、時間制の練習場があちこちにある環境でもあった。地方には無いから、勿論鳥取にも。
そして、幕張の試験官は屁理屈や取らせないぞという印象は薄く、私情が挟まれない純粋な技能の採点をしてもらった様に思う。
皆、愛想は殆ど無かったが、サービス業ではないのでそこは理解しているつもり。
不合格時にそれなりのアドバイスはしてくれるし、次回頑張ってとも言ってくれる。
受付で受験申請書を出し、印紙をもぎる時に”はい、頑張って下さい!”と言ってくれる試験官や、すごい笑顔で合格者を迎えてくれた事務官、二輪棟で交付の為の印紙を買う時、”オメデトウございます”っておばちゃんが言ってくれたりと、逆に嬉しい事を見つけるのが楽しみだった。
今となっては、試験場に行かない生活がなんだか物足りない気さえする。
それと、空欄。”原付””小特”がないのは対角線でデザイン的に落ち着いてるのでまだ許せるとして、虫食いの普通二種が無いのが何だか気になる。いっそ大型二種を返して普通二種から受け直そうかとほとんどビョーキの様なよからぬ思いも頭の中をかすめる。
だが、近いうちに中型車両免許が制定される様である。
そうなったら、免許欄の空きスペースの関係で、牽引+牽引二種が最上位免許の牽引二種のみ表示にされたり、規制緩和で牽引二種や大特二種免許自体が無くなることも考えられる。
・・・変態免許に浸れるのもあとわずかの間かな?